ビタマイド(Vitamide)は、健康な生命の維持活動になくてはならない「ビタミン」(Vitamin)と乾燥やほこりなど外部刺激から肌を守るバリア機能に不可欠な「セラミド」(Ceramide)を処方開発の主眼においた、健康で美しい素肌を目指すスキンケア化粧品のブランドです。
肌と化粧の根本を見つめ直し、適切なスキンケアを行うことで、誰もが健康で美しい肌へとなれると信じています。“スキンホメオスタシスをサポートする”というコンセプトのもと、肌が本来持つ力を上手く引き出すスキンケアソリューションの提供がわたしたちの目的です。その実現のために次の3つを基本的な考えとして、製品の企画・開発を進めます。
1. 確かな効き目の追求
2. 皮膚のスタンスで考え選択する
3. 外環境からの防御〜バリア機能〜
改善や修復、治癒といった医薬品的な効果があってはいけない化粧品。しかしユーザーが化粧品に対して持つ期待がまさにそれであり、現実とは大きなギャップがあります。
化粧品とスキンケアの本質を追求し、官能性のみに捕らわれず正確な情報や皮膚科学に基づいた的確な製品をユーザーに届けることで、少しでも化粧品に持たれているギャップを縮めて、健康でいきいきとした喜びに満ち溢れる生活の一助となることが、わたしたちのミッションです。「表皮」は通常0.1〜0.2ミリの厚さで全身をくまなく覆っています。表皮の下には基底層といって角質を造る細胞が並んでいます。頬1ミリ四方に細胞は約1万個あると言われていますが、それは立体的に並んでいるので、少なくとも30〜100万個の細胞がその上に積み重なっているわけです。この表皮中の細胞は外界の環境に対応しながらその機能を果たしています。 肌の上に塗布する化粧品は肌環境に大きな影響を及ぼします。化粧品で良い肌環境を整えることは肌が本来の機能をきっちりと果たすことをサポートし、逆に悪い環境をつくってしまうと肌は充分にその本来の機能を果たすことができなくなってしまうと考えられます。 肌の環境を良くしてしっかりと機能するためには、いつまでも健康で若々しくいられるための化粧品が大切であると考えます。肌の環境を整えることで、私達の肌は自らの力で健康や若さを維持することができるという「ホメオスタシス」理論に基づくものが所謂「効く化粧品」であると考えています。 私達は良い肌環境をつくりバリア機能を維持し健康な肌へと導く化粧品を追求してまいります。
私たちの目は大脳に直結していて、外部の環境を的確に捕らえ情報として大脳に伝達しています。しかし、大脳では認識されないミクロの外敵や環境を常に監視し見張っている目があります。これが『皮膚の目』です。 例えば、蚊に刺されれば直ちに手で払いますが、ばい菌やウイルスが侵人しても大脳では認識出来ないため手は動きません。しかし、「皮膚の目」には捕らえられ、免疫系が出動して追い払います。太陽光のうち大脳の目で認識できるエリアは波長で800nm(赤色)から400nm(紫色)までで、虹の色の範囲です。生命にとって恐ろしい紫外線エリアは400nm(紫色)より小さな波長の光であるため、大脳には認識されません。しかし、「皮膚の目」には見えています、UVA波を感知してメラニンを生成し、暗幕を張って最も恐ろしいUVB波の侵人を阻止するのです。 「皮膚の目」情報は大脳に伝達されないため意識はしませんが、全身の皮膚にネットワークされたDNA情報系の『目』としてミクロの外敵から私たちの命を守る大切な働きをしています。 私達は化粧品へ配合する成分選択時には、大脳が良いと感じたものだけでなく『皮膚の目』のスタンスで評価・検証し処方を組み立ててまいります。
私達の肌には外部のさまざまな異物が中に侵入するのを防いだり、体内の水分の蒸発を防いだりするバリア機能があります。肌のバリア機能を担っているのが、表皮のいちばん外側にある角質層と皮脂膜です。角質層が整い、ターンオーバーサイクルが正常に行われることによって、皮脂膜が形成されます。皮脂膜は、肌から排泄される皮脂や汗、垢が肌表面にある菌と混ざり合ってできる天然のクリームで、角質層を外からの刺激や紫外線から守ってくれます。 加齢や外環境、まちかったスキンケアなどにより肌の排泄機能とバリア機能が正常に機能しないことで肌トラブルが発生することがあります。 私達はこのバリア機能が正常な働きに戻るよう促したり、サポートするスキンケア商品の開発を目指します。